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● 特集 お話の種をまき続けて――「お話の講習会」の半世紀
・五十年のあゆみ 内藤直子
・講習会のいま  内田ふみ子
・座談会 これからの語り手を育てるために――松岡享子さんから学んだこと
内田ふみ子、甲斐智子、賀谷恭子、山根玲子、池添トモ子、
加藤節子、清水千秋、内藤直子、張替惠子
・37期の受講生のみなさまへ 松岡享子

当館では、子どもたちを本に導く手段として、また大人も子どもも文学を楽しむひとつの方法として「お話」(ストーリーテリング)を大切にしてきました。設立50周年記念企画第3弾は「お話の講習会」を取りあげました。1974年財団設立と同時に始まった第1期お話の講習会から50年の変遷を辿り、現在開講中の講習会の内容について紹介します。また、松岡享子名誉理事長の発案で行った、「お話」の種まきを引き継ぐ次のリーダーを育てるための実験的な試み(通称“松ゼミ”)に参加した6名による座談会を掲載します。併せて、コロナ下に開講した第37期お話の講習会受講生にあてた、松岡さんのお手紙も収載しました。子どもと本を繋ぐ活動をしているみなさまにお読みいただきたい内容です。

ほか
○巻頭言 子どもたちに本を届けるということ 池辺昌和
○へなそうるの森から 第3回 渡辺鉄太
○この人、この本 福音館書店 編集者 西裕子さん
○書評 『アドニスの声が聞こえる』『おたよりください』
○本の会から 『宇宙ステーションおしごと大図鑑』

新連載 ○ こども・ほん・おとな・いま・むかし 風渡野文庫のある日 杉山きく子
など