機関誌「こどもとしょかん」158・夏号を刊行しました。
767円 2018年7月
●評論
光吉夏弥――舞踊・写真・絵本をめぐって 澤田精一
今号では、元福音館書店編集者の澤田精一氏に、光吉夏弥氏についてご執筆いただきました。光吉氏は、「ひとまねこざる」や、少年ネート君が活躍する「ぼくはめいたんてい」シリーズなど、人気の作品を多数翻訳しました。また、石井桃子さんとともに岩波書店の児童書編集部草創期を支え、「はなのすきなうし」「みんなの世界」ほか多くの作品を紹介されました。が、その仕事の膨大さに比して、生涯についてはほとんど知られておらず、今回の評論は、光吉氏の軌跡を知る貴重な資料になると思います。
○巻頭言 子ども文庫の時代 中島京子
○この人、この本 ひまわり文庫 福山恭子さん
○新潟の本棚から 第10回 真壁伍郎
○ランプシェード 時代ということ 松岡享子
・書評「イスラームってなに?」1~4 『しあわせの牛乳』
・本の会から『バレエ・シューズ』
・良書再読『ガラス山の魔女たち』
ほか