機関誌「こどもとしょかん」159・秋号を刊行しました。
767円 2018年10月
●評論
小さな図書館がもたらした大きなこと――『子ども文庫の100年』刊行にあたって
当館では、松岡享子名誉理事長が中心となり、伊藤忠記念財団との共同事業「子どもBUNKOプロジェクト」を2001年~2004年に実施しました。同プロジェクトの専任職員として調査を担当した髙橋樹一郎氏は、プロジェクト終了後も、子ども文庫の研究を続け、このほどその成果として、『子ども文庫の100年――子どもと本をつなぐ人びと』(みすず書房)を上梓されます。今号では、髙橋氏にご刊行に至るまでを振り返っていただきました。プロジェクトで訪ねた文庫のエピソードなどから、子どもと本をつなぐ人々の姿が鮮やかに浮かび上がります。
○巻頭言 忘れたくない感情 須永祐慈
○この人、この本 近世文芸研究家 木村八重子さん
○新潟の本棚から 第11回 真壁伍郎
○ランプシェード 高知への旅 松岡享子
・書評『1945,鉄原』『刑務所しか居場所がない人たち』
・本の会から『モンゴル大草原800年』『母が作ってくれたすごろく』
ほか