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●評論
二つのことばを生きる子どもたちへ(2)
――在日日系ブラジル人の子どもたちへの読書支援活動
・活動報告 編集部 ・今後の課題と謝辞 渡部伸子
●日本語指導の新たな取り組み 築樋博子先生に聞く
当館では、2008年より愛知県豊橋市を中心に、「在日日系ブラジル人の子どもたちへの読書支援活動」を行ってきました。本誌135号(2012年秋)で4年目までの活動を報告しましたが、今号ではその後の展開もあわせて報告します。2013年からは活動地域を広げて、外国籍の児童が過半数をしめる小学校で、お話会や読み聞かせを行いましたので、そのときの子どもたちの反応や、語り手の感想なども交えてまとめました。また、豊橋市の中学校で外国人の子ども向けに始まった、日本語指導の先進的な取り組みについてもご紹介します。外国にルーツをもつ子どもたちが急増するなか、子どもたちのおかれた状況への理解を促すとともに、ひとつの試みとして参考にしていただければ幸いです。
○巻頭言 「人として」 澤地久枝
○この人、この本 ブック・デザイナー 村山純子さん
○新潟の本棚から 第16回 真壁伍郎
○ランプシェード 1+1+1……+1=500 松岡享子
・書評「ムーミン全集 新版」『世界のはての少年』『こども六法』
・本の会から『太陽ってどんな星?』
ほか