今号の特集は、昨年104歳で亡くなったアメリカの作家ベバリイ・クリアリーさんです。
クリアリーさんは、松岡享子名誉理事長の翻訳による「ゆかいなヘンリーくん」シリーズなど、子どもの日常をありのままに描いた作品で、日本でも絶大な人気を誇ってきました。
その人気の秘密がわかる以下2本の評論を掲載しています。

「子どもの笑い」クラヴェール慧子(当館今年度研修生)・阿部公子(当館職員)共訳:
クリアリーさんが、児童書評誌「ホーン・ブック」に寄せたエッセイ。子どもが笑えるようなユーモラスな本に求められるものは?
「クリアリーさんの子ども時代」 松岡享子談:クリアリーさんの幼少期のエピソード紹介。2006年に当館で行った読書会の録音を再構成しました。

そのほか、「グリーン・ノウ物語」の訳者・亀井俊介さんのエッセイや「おはなしのろうそく」の挿絵画家・大社玲子さんからのメッセージなど読みどころ満載です。

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