世界の昔話や神話を集めた、「子どもに語る」シリーズ(こぐま社)。
その装丁を担当されたデザイナーの足立秀夫さんより、額装の表紙原画16点をご寄贈いただきました。
このシリーズは、1990年~93年の『子どもに語るグリムの昔話』全6巻にはじまり、2013年の『子どもに語る日本の神話』まで、各地域の口承文芸の研究者とベテランの語り手の協働によって生み出されました。
松岡享子さんの提案から始まった、当館とも大変関わりの深いシリーズです。
展示されているのは、「グリム」6巻、イギリス、トルコ、モンゴル、北欧の昔話、アラビアン・ナイト、アンデルセン童話など。
印刷された表紙とはまた違った味わいがあり、丹念なお仕事ぶりが伝わってきます。
2023年12月まで当館ホールにて、2024年1月よりかつら文庫展示室にてご覧いただけます。
どうぞ足をお運びください。
このシリーズについて、元こぐま社編集長の関谷裕子さんの講演をまとめた、機関誌「こどもとしょかん」178・夏号(2023年7月20日発行)をご覧ください。