政治がどう変わろうと、経済にどんな浮き沈みがあろうと、子どもたちは、日々成長しています。
世界が困難な問題を数多く抱えている現在、次代を担う子どもたちには、深く感じ、しっかり考え、きちんと自分を表現し、心の中に、自由に想像力を働かせることのできる世界をもち、文化的背景を異にする人たちとも協調して生きていける人間に育ってもらわねばなりません。そのためには、幼い日に、ことばの力と、想像力を身につけることが何よりも大切です。
ことばは、愛情のしるしであり、あらゆる精神活動の土台です。想像力は、人間を置かれた場所から、より広い世界へはばたかせる翼です。
そして、本は、このふたつの力を育てるもっとも強力な手段です。
公益財団法人東京子ども図書館は、子どもたちが、たのしみのうちに本と出会い、本を、自分を育てる手立てとして、生涯活用することができるようにと願って活動しています。